飛行先としての「1920」

近代ベルギーを代表する作曲家ジョゼフ・ジョンゲンは1873年生まれ。
つまり生誕150周年?とはいえ、フルートとピアノだけで演奏時間が30分に迫る大作を聴くことの出来る機会が、たやすく生まれるわけではない。

ジョンゲンのフルートソナタは1924年、パリ音楽院のフルート科教授であるルネ・ルロワのために書かれたが、 “飛行先としての「1920」” の続きを読む