コダーイの人生について、語ることは簡単ではなさそうだ。
まず、コダーイの人生は彼一人のものではない。
コダーイについて語る時には、常に母国ハンガリーの歴史を引っ張って来てコダーイと一緒に歩かせなくてはいけないのだ。 … 目の前が真っ暗になる。
1900年、コダーイはリスト音楽院に入ると同時にブダペスト大学にも入学してそこで現代語を学んだ。
果たして、現代語とはなんであろうか…。
目の前が真っ暗になる。
ブダペスト大学にてコダーイは後に西欧マルクス主義の泰斗となるジェルジ・ルカーチ、 “コダーイのセレナーデ” の続きを読む