ドビュッシー追悼

ドビュッシーについて

アルベール・ルーセルの追悼
「まずドビュッシーに感謝しなければならない。 フランス音楽を、革命的な、しかし今日では自明と思われる手法で、我々をその趣味と平衡感覚そして新たな言語でもってかつての伝統に引き戻し、ワグネリアンの手中から救ったのだから。和声の発見や霊感に満ちた大胆さ、そして独立という事の大切な教義より以上の、我々彼から学んだもの…
それは、トリスタンの燃える熱情と春の祭典の恐るべき爆発、その二つの間に、牧神の午後のフルートの攪拌が齎した不滅の声であった。」
アルベール・ルーセル(作曲家)

ガブリエル・ピエルネの追悼
「ドビュッシーへの追悼文をご所望とのこと、つまり今日、あなたは私に夜想曲の神聖な身振りによる覚醒を呼び起こす機会を与えてくれたというわけです。
ドビュッシーの記憶、それにはペレアスの作者であるということや、現代の神話における雲、地中海の煌きを思い出すだけでは足りない。ドビュッシーと共有した、運動における計算ずくの柔軟性、響きの平衡感覚、沈黙とその長さにおける表現の価値について…」
ガブリエル・ピエルネ(指揮者)

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2018年12月7日(金) 20:00開演
「五重奏」 – Quintet
ハープ:福井麻衣
フルート:瀬尾和紀
ヴァイオリン:瀬﨑明日香
ヴィオラ:小峰航一
チェロ:上森祥平
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