「イタリアの歌の本」

2025年2月15日(土) 20:00開演

松原みなみ

ソプラノ

松原友

テノール

山中歩夢

ピアノ



入場料金:3000円



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〔会場〕
カフェ・モンタージュ ≫ 地図
京都市中京区五丁目239-1(柳馬場通夷川東入ル)
TEL:075-744-1070


【プログラム】


H.ヴォルフ:
イタリア歌曲集 第1巻 (1891) 全22曲
・小さなものでも
・きみのブロンドの頭をあげて
・私たち二人は長いこと互いに口をききませんでした
・祝福あれ、この世を創られた方に
・あたしを紐で捕まえようなんて
・君はこの世のなによりも美しい
・遠いところへ旅立たれるとのことですが
・きみの魅力がすべて描き出されたら
・私の恋人は小さくて
・兄弟よ、世を捨てて僧衣をまとおうか
・どんなに長いこと私は待ち望んでいたことでしょう
・セレナードを差し上げに参りました
・いけません若い方
・幸いなるかな、盲し人々
・戦地へ出征される若い皆さんがた
・月は苦情を言った
・あなたをお呼びしたのはどこの誰かしら
・ずいぶんお高くとまっているのね、きれいな娘さん
・あなたのお母さんが反対なさっていると聞きましたけど
・さあ、もう仲直りしようよ
・私の恋人が家の前で歌っております
・恋人が死ぬのを見たいなら


E.ヴォルフ=フェラーリ:
カンツォニエーレ / イタリアの歌の本 op.17
― 第1部より
第5章
1. お母さん、私一人を外へ出さないで
2. 私のニーノ、どのようにしたのか言って
3. 貴方が通ると何と腹が立つことか
第6章
1. セレナータの始まり
2. 編み毛の金髪頭を起こし、眠らないでおくれ
3. 眠り、そして憩う貴女は
4. 貴女のベッドがすみれでありますように
5. 夜明けが始まったので


・・・・・・


〈次回予告〉
2025年6月6日 (金)
H.ヴォルフ:
イタリア歌曲集 第2巻 (1896) 全24曲
E.ヴォルフ=フェラーリ:
カンツォニエーレ 第2集 より


二人のヴォルフによる「イタリア歌曲集」

昨年度の松原みなみさんとのシューマン「ミルテの花」全曲に引き続き、今回は二人のヴォルフによるイタリア歌曲集を二夜 (第2回は6月6日) に分けてお届けします。ピアノには山中歩夢さんをお迎えいたします。

ウィーンで生まれ育ったフーゴ・ヴォルフ (1860〜1903) はシューベルトから受け継がれたドイツリートの頂点を極めたと言われるほど、言葉と音楽の緊密な結びつき合いによる傑作を多数残しました。ドイツ人の画家とイタリア人の母との間にヴェネツィアで生まれたヴォルフ=フェラーリ (1876〜1948) は20世紀初頭に多くのイタリアオペラを作り上げ、現在に至るまで「カンピエッロ」「マドンナの宝石」等、世界各地で上演され続けている人気の作曲家です。
フーゴ・ヴォルフのイタリア歌曲集は、詩人のパウル・ハイゼが色々な詩人によるイタリア語の原詩からドイツ語に訳詩・編纂をした「イタリアの歌の本」の中から、まず1891年に22曲の第1集、1896年に24曲により構成されていて、内容は主に男女の恋愛を中心に描かれています。一方ヴォルフ=フェラーリのイタリア歌曲も愛を主題としたトスカーナ地方の民謡詩から取り上げられ、19曲の第一部、25曲の第二部に分けて作曲されました。

歌曲の歴史の中でも最も成熟した時代に書かれた、二人のヴォルフによるイタリア歌曲をどうぞお楽しみください。

― 松原友

Live Streaming

ライブ音声配信

・最高峰の機材を使用した高音質配信です
・公演から1週間後までアーカイブ視聴可
*映像はございません

料金:1000円