開催日時
2024年1月20日(土)
20:00開演(19:30開場)
出演者
松本拓也:ファゴット
河内仁志:ピアノ
「スタート地点が違う。ファゴットという楽器を選んだ時点で、その人は特別な才能があるのだから。」という言葉を友人のクラリネット奏者の口からきいたのは、いまから25年前のことだ。
自分以外はほとんどプロのごとき腕前の管楽器奏者ばかりのマスタークラス、その中でもファゴット奏者の余裕綽々ぶりといったらなく、圧倒的な差を感じざるを得なかった。絶対数が少ないはずのファゴット奏者、自分が出会う人が悉く素晴らしい音楽家であるのはなぜだろう?クラリネット奏者ガボールが即答した「スタート地点が違う」という言葉は、その時フルートを手にしていた自分にはすんなりと腑に落ちた。
閑話休題。
"ファゴット奏者がソリストを務めるのは30年ぶり!"との触れ込みを見て、これはただごとではないと聴きに行った7月10日、京都市立芸術大学の定期演奏会。度肝を抜かれました…
「はい。ファゴットの魅力を皆様にお伝えできれば」
松本拓也さんによるジョリヴェ協奏曲の演奏。その素晴らしさに舌を巻いて、どうか演奏を聴かせていただきたいとお願いをしたときの彼の余裕の一言です。
音域、表現力、官能性の全てを兼ね備えた、ファゴットという怪物的楽器の現在地そして未来を体現する公演「バスーン・コロッサス」を開催します。
ピアノの共演はなんと河内仁志さん!
京都市芸で教鞭をとっていらっしゃるご縁で松本さんからお声がけをいただき、この度初めてご出演いただきます。
破格の一夜になると思います。皆様、是非ご参加ください。
プログラム
C.サン・サーンス:
バスーンとピアノのためのソナタ op.168
H.ホリガー:
マシューマティックス - Mathewmatics
M.ビッチュ:
バスーン・コンチェルティーノ
、ほか